令和6年2月27日に竣工・引渡しが終わった新しい愛知菓子会館のエントランスホールに、旧会館の会議室内にあった金平糖博物館が先日お引越ししました。
照明付きのガラスの展示棚で以前よりずっと明るく見やすくなりました。
ただ、とても残念なことにこの2年弱の仮住まい中に、金平糖博物館の館長であられた元中京大学の名誉教授 中田先生がお亡くなりになりました。
金平糖に関するいろいろなお話を来訪者に面白おかしく語って下さっていたあの人懐っこい笑顔がもう見られないのは寂しいです。
展示物に関して詳しい説明ができるものが会館にはおらず、ご覧いただくだけになってしまいますが、菓子会館ご来訪の折には見るだけでも価値のある金平糖博物館をぜひご覧ください。
愛知菓子会館の2階奥の会議室。
その一角に、古今東西の金平糖にまつわる展示がされているコーナーがあります。
金平糖の製造過程や珍しい金平糖、またコンペイトウという名前の魚や花、皇室の慶事に利用される金平糖の器(ボンボニエール)などに関する展示が目を楽しませてくれます。
こちらは中京大学名誉教授の中田友一先生の私物をお預かりして展示しているもので、『金平糖博物館』と銘打って見学者も受け入れております。
通常は会議室として使用される部屋なので、会議の予定が入っているときには見学していただけませんので、見学ご希望の際には事前にご連絡下さい。
日時や人数が合えば、中田先生から直接ご説明を頂くことも可能かもしれませんよ。
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